最終列車

 作詞  さくらいたかよし  作曲  マイアミパーティ


いつのまにか僕たちは大きなことだけ喜んで

小さなことには涙して結局悲しい目をしている

思ってもないこと言うためにあるならいっそ言葉すらも

遥か彼方遠い国へ今すぐ捨て去ってしまいたい

 

誰かと一緒に過ごした夜より一人っきりの夜の方が

騒がしくてたまらない心がうるさくなるんだよ

春の桜に心も踊らず夏の暑さにただくたばってる

そんな日常なんてのは今すぐ捨て去ってしまいたい

 

この街のはずれで恋をしていた

信号待ちで照れくさくなった

大事な話はいつだって最終列車の後だった

本当に言いたいことすらも本当に聞きたいことすらも

大事な話はいつだって最終列車の後だった

 

春夏秋冬の夕暮れと真冬の夜のような冷たさに

ただただじっと凍えているような

そんな日常なんてのは今すぐ捨て去ってしまいたい

 

この街のはずれで恋をしていた

暗闇に紛れて肌に触れてみた

大事な話はいつだって最終列車の後だった

 

本当に言いたいことすらも

本当に聞きたいことすらも

大事な話はいつだって最終列車の後だった

愛を伝えることすらもできなくなってしまうのなら

いっそのことこの言葉すら今すぐ捨て去ってしまいたい